2024年3月のふりかえり

4月に向かっていくこの季節はなんだか必要以上に心が浮足立ちます。

小中高時代の名残でしょうか。

というわけで3月のふりかえりになります。

やったこと

ポートフォリオサイトを公開

詳細はこちらのブログに書いてあります。

mich0w0h.hatenablog.com

夫のアイコンリニューアル

私がアイコンをいい感じにリニューアルしたのを夫に自慢したところ、羨ましがられたので描いてあげました。

夫が元々使っていたアイコンは私が昔クリスタで描いてあげた馬アイコンだったのですが、それを同じようなテンションでもうちょい現代っぽいシュッとした見栄えにしてほしい、みたいな要望をいただきました。

今回も制作にはFigmaを使いました。馬かつ味のある表情って結構ムズいので、自分のアイコンの5倍くらい苦労して作りました。

結果こんな感じになりました。

私のニューアイコンと並んでも色味がいい感じなのもポイントです(とある家族Slackの1シーン)。

実物大で見ると実力不足によって結構アラが気になるんですが、アイコンにしたときの見栄えはまあまあ気に入っています。

Home Wi-Fi Analysis

夫が業務中にネットが重くなることがあるとのことで、原因特定のために我が家のWi-Fi電波調査をすることにしました。

自宅Wi-Fiは通常5GHz帯のW53チャネルを使用していて、まず疑ったのはレーダー干渉でした。しかしネットが重くなったときにルーターを確認しても特にレーダーを検知した様子はなさそうでした。

次に、電波干渉や電波の強さをチェックするのにWiFi Analyzerを使ってみました。Wi-Fi電波の可視化って一度はやってみたかったのですよね。自宅付近の電波が視覚化されて興味深かったです。

ネットが重くなった際にチェックすると、電波状態は良好、同一チャネルに競合する電波がちらつく感じでした。とはいえ電波干渉するほどかなあという感じ。

念の為に別の帯域が使えるWi-Fi 6Eルーターを検討するかとも考えたのですが、そもそもWi-Fi 6Eに対応するデバイスが我が家にほぼない。ということで却下しました。

結局その後の夫検証により、デバイス側の問題ぽいことがわかり一件落着。無駄骨ではありましたが、一時期本で読み漁ってたWi-Fi知識の実践が少しだけできて楽しかったです。(むしろそれがやりたかっただけ)

Local DNS Service

産後まもなくして読んだ『DNSがよくわかる教科書』のわかりやすさに感化され、LAN内向けのDNSサーバを立ててみたいと脳の端でずっと思っていました。そして時は巡り育休残りわずかとなったこのタイミングで、最後に思い出づくりに取り組むことにしました。

構成としては一台のUbuntu Server上にDockerを使ってDNSゾルバと権威サーバの両方を立てた感じです。

Ubuntu Serverは購入したまま放置していたminiPCを引っ張り出してそこにインストールし、ssh, static IP address, firewall等の設定をしました。

物理マシンが一台しかない中でDNSゾルバと権威サーバ両方を立てるために、軽い気持ちでDockerを使うことにしたのですが、雰囲気で使うマンの状態だと無理ぽな壁に何度かぶち当たりました。しかし、後に紹介する『開発系エンジニアのためのDocker絵とき入門』という本のおかげでなんとか進めることができました。もちろん『DNSがよくわかる教科書』にもかなりお世話になりました。

技術的な詳細やrepository URLはこちらの記事にまとめています。

dev.to

本当にLAN内だけの利用に留めているので、DNSゾルバはroot hints fileも設定してなければiterative DNS queriesも投げないし、権威サーバは他のどの権威サーバにも子として登録されていません。

が、実験としてはかなり楽しめたので大変満足しています。良き育休の思い出となりました。

実は名前解決が成功したので満足してしまって、Webサーバ等は立てずに終えてしまったので、そのうち我が家のLAN内限定サービスでもローンチしたいものです。

試してよかったこと

文庫本を持ち歩く

最近出かけるときに文庫本を持ち歩くようにしています。そしてちょっとした待ち時間にも文庫本を開きます。いつもはなんとなくスマホを見ていた時間を文庫本に代替した感じです。これによってぐっとQOLが向上したように思います。スマホ疲れもなくなるし、得られる情報の効用も上がったと感じています。小説が特に良くて、頭のスイッチを切り替えてくれる感覚がとても好ましいです。

TIME TIMER

物理のタイマーです。

元々あの手この手を使って作業をしすぎないようにしていたクチなのですが、それでも過集中によって作業しすぎてしまうことがあり、気づいたら頃にはぐったり動けなくなってしまった事態が幾度となく発生してました。

そのとばっちり被害を受けるのにウンザリした夫より「頼むからこれを使ってくれ」と賜ったのがこちらのTIME TIMERになります。

結論とても良いです。やはり最後は物理が勝ちますね。視覚的に残時間が減っていくのがわかりやすいのもポイントかと思います。

おかげで規定時間経過後に自分で作業を中断できるようになりましたし、たまーに沼ってしまったときでもタイマー音のおかげで夫が危険信号に気づいて救い出してくれます(いつもすまんな...)

ルンバ

store.irobot-jp.com

昨年の夫の誕生日プレゼントです。誕生日は8月なので超今更なのですがプレゼントしました。

ルンバは一度レンタルしたことがあったので雰囲気はつかめていて、後はどんな機能が欲しいかで機種を決めました。部屋指定機能と自動ゴミ収集機能が欲しいなー、でもクリーンベース(ゴミ収集してくれるやつ)って高いんだよなー、などと思っていたところ、公式整備済リユース品なるものを見つけました。

store.irobot-jp.com

かなり安くなってる。しかも欲しい機能がついている。ということでi3+くんを購入することに決定しました。

実際に使ってみていますがリユース品でも問題なく稼働して大活躍してくれています。ルンバが来てから床が明らかに綺麗になりました。散歩している間に掃除してくれるのも良きですし、部屋指定できるのもやはり嬉しいです。

唯一のデメリットはクリーンベースにゴミを収集するときに掃除機並みの騒音がすることでしょうか。自分は気にならないのですが、一歳になったばかりの子はそうではなかったようです。一度子がいるときに発動したところ子がビビりまくってしまいました。結果数日はルンバのいる部屋におくと号泣し超高速ハイハイで助けを求めてくるように。まあ外出時に稼働させればいいだけなので無問題です。ガチビビリする子には笑かしてもらいました。

よかったコンテンツ

生の短さについて

www.iwanami.co.jp

見た目やタイトルに反し、読んでいて元気がでる本でした。

「自分の人生に重要でない物事にいちいち心を乱される時間って勿体ないよなあ」、と思わしめる強さがあります。心の中にセネカを飼って精神が乱れたときにスッと戻ってきやすくしていきたいものです。

パンチラインが印象的でセネカ先輩さすがだなあと思わざるを得ません。要約よりも実際に本文を読むことをおすすめできる本です。

開発系エンジニアのためのDocker絵とき入門

www.shuwasystem.co.jp

先述したLocal DNS Projectのために読みました。

自分は普段Dockerを業務で使うことはなく、趣味開発時に何回か触ってみたときは設定ファイルを見様見真似する程度で毎回挫折していました。Docker普段使わないし学習コストにリターンが見合わないような気がしていて手が遠のいていたのですが、サーバーを立てて実験したいときにDocker便利そうなんだよなあ、と薄々気づき始めたので本書を読むこととしました。

結論めちゃくちゃ良かったです。

GPTに聞くだけだと超えられない壁を一つ越えさせてもらった感じがあり、本書を読んだ結果、自力でDockerを使ったシステムを設計し、Dockerfileやcompse.ymlを書き上げることができるようになりました。

本当にこの本がなかったらLocal DNS を立てるのはもっと難航したと思いますし、今後はDockerでもっと気軽にサーバを立てる実験をできるようになったので、大感謝です。

増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編

www.hyuki.com

Macaron Webを開発したときにリクエストの並列処理について気になったことがきっかけでちまちま読み進めていました。

本書は絶版になっていたのですが著者の結城浩さんの本がとても好きなので中古市場を漁って購入しました。

本当に結城さんの本って素晴らしいです。本書も小説を読むかのようにすらすら読めました。内容自体はすごくしっかりしていて、Javaを題材としつつもより抽象的にマルチスレッドのパターンについて理解を深める助けとなるものでした。

特にWorker Thread, Futureについては普段書くプログラムにリンクする部分もあって興味深く読ませてもらいました。

この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた

www.kawade.co.jp

漫画『Dr.STONE』の原作者の方がインスピレーションを得たという本です。

読んでみると確かにインスピレーションをくれる本でした。化学物理の勉強をしたくなりましたし、身の回りのものを自分でクラフトしたくなりました。(Dr.STONEを読んだときはあまりそうはならなかったので不思議です)

文量が多めで細部については読み飛ばしたのですが、今後の趣味の可能性を広めてくれたということでよかったコンテンツに加えることとしました。

その他

共働き保育園編がはじまるよ

ついに4月1日より子が保育園に通い始めます。自分も職場復帰をすることで「新章突入!”共働き保育園編”」といったところでしょうか。

自分はこういう事柄に対して特に緊張したり不安を感じることはあまり無いタイプなので(何も考えてないだけかもしれない)、いつも通りやっていけたらなという心持ちです。

趣味に割く時間は減るとは思いますが、月のふりかえりブログは細々と続けていく予定です。

では。