2024年2月の振り返り

2月は連休も多くてあっという間に過ぎますね。ということで2月の振り返りです。最後に個人的ニュースが一つあります。

やったこと

Macaron Web の公開

先月では基本的なフロントエンドの動きを実装していたMacaron Web ですが、今月はバックエンドの実装、フロントエンドの微調整、そしてデプロイにまで漕ぎ着けることができました。

mich0w0h.hatenablog.com

LangChainの学習

Macaron Web のバックエンドで返答の自動生成機能を組み込みたいと思い、LangChainについて必要最低限ですがインプットしました。

ここらへんの本にざっくり目を通したり book.impress.co.jp gihyo.jp

LangChain official docsを眺めたりしました。ちなみに使用したのはjs版です。

実装時のリサーチには最新の情報を反映した結果を得るために、Perplexity AI を活用しました。回答そのものだけでなく、参考文系として出力されたページがかなり参考になってよかったです。

プロフィールアイコンリニューアル

そろそろポートフォリオサイトみたなものを用意しようと思い始めていて、せっかくなのでこれを機にアイコンもリニューアルしました。

ニューアイコンはFigmaで作成しました。ゲームのアセット作成とかでFigmaを過去使っていたおかげで、お世辞にも使いこなせているとは言えませんが、基本的な操作は戸惑わずに描くことができました。

出来もなかなか気に入っています。

試してみてよかったこと

Scrapboxのページをガンガン消費する

昨年末くらいから日々の作業管理をNotionからScrapboxに移行しました。これがすごく自分にはフィットしています。5年前ほどにもScrapboxをヘビロテしていた時代があったので、舞い戻ってきた感じです。

しかしかつてとは使い方を刷新し、開発者の方の思想を参考にしながら使い方を模索しています。

自分が今のところいいなという使い方が「1ページの情報量をなるべく少なくし、長くなりそうなら別ページを切ってページ内リンクでつなぐ」です。

例えばプログラムエラーのデバッグをしていて、1つ仮説を立てて何かを実行する場合、その仮説をタイトルにしてページを切り、試行した結果を書きます。そしてもし解決せずに別のトライをする場合は別ページを作る感じです。

自分はそもそも何かにハマりすぎないように30分立ったら作業の手を止めて席を立つようにしているのですが、どうしても「あとちょっと...」とやり過ぎてしまったり、離席しても頭が切り替えられなくて良い解決に着地できず、結局闇雲に手を動かしてはいたずらに時を消耗してしまう課題感がありました。

しかし、Scrapboxのページを切り替えることが一区切り感を醸成してくれるためか、自分の脳を上手くリセットでき、結果全く別方面からのアプローチを思いつけることが多くなった実感があります。

Scrapbox自体が推奨している「書くことで思考を進める」みたいなのもすごく効果を実感していて、日々の効用が上がっているのを感じます。

相性の問題はかなりある気はしますが、Scrapboxは少なくとも自分にはとてもフィットしているのを感じます。

Scrapboxはいいぞ。

週末に自然が多い場所に行く

週末に家族でちょっと離れた広い公園だったり、初心者向けのハイキングコースに行くことを意識的にするようになりました。週末がすごく体感長く感じ、充実感とともに週明けを迎えられるようになった感覚があります。

子を芝生などの野に放ってみて観察するのもなかなか楽しいですし、続けてみたいと思います。

ググり禁止縛りプレイ

普段の作業のみならず、日常的な調べ物に対しても一般的な検索エンジンを使用したリサーチ、いわゆるググりを禁止行為として設定してみました。

じゃあ何を使うのかというと、主にGPT系のサービス、そして本です。また、ダイレクトにOfficial Documentなどの公式リソースに当たるのもOKとしています。正直たまに反射でググっちゃうときはありますが、割とやっていけています。

これをやってみると、ググって何かを探しているときよりも疲弊しにくくて、日々の効用が上がったように感じます。

また、本をかなりカジュアルに買うようになり、これも体験としてはいいなと思っているので続けてみようと思います。

読んでみてよかった本

働くならこれだけは知っとけ!労働法

kanpo.net

自分に関わる法律は積極的に知っていきたいタイプの人間なので、図書館の新刊ゾーンにあったこの本に吸い寄せられました。本書は著者の方の力量がかなり感じられる本で、法律系の本としてはすごくとっつきやすい本になっているように思います。

個人的に興味深かったのは「正社員をクビにするのはほぼ不可能」といわれる日本の労働法の背景にある考え方で、今後雇用形態がよりstrictにジョブ型雇用になった場合、判決はどうなるのだろうかと興味深く読みました。内容が気になる方はぜひ本書を読んでみてください。

事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学

www.hakuyo-sha.co.jp

人の脳は己の信条に沿っている情報は上手く見つけ、逆に反している情報は無視する、もしくはそれに反論する情報をとにかく見つける。こういった研究がまず冒頭で紹介されていて、正直身に覚えがありすぎて結構刺さりました笑。

他にも人間の脳の習性がいくつか紹介されていて、こういった脳の傾向をわかった上で日々を過ごせると良さそうかもと思うなどしました。

認知科学行動経済学等を対象にした本は他にも洋書で有名どころがあると思うのですが、どれも冗長すぎて頭に入ってこなかったりしたのが、本書は洋書にしてはちょうど良い感じのエピソード紹介が多くて読みやすかったのも推しポイントになります。

温かいテクノロジー AIの見え方が変わる 人類のこれからが知れる 22世紀への知的冒険

wrl.co.jp

この本を読んで、LAVOT買おうかなと思い始めています。

特に興味深かったのは「心のケアこそ自動化に適している」という話で、一般的に言われることとは逆説的なんですがよく考えてみるとそうかもしれないなーと思い始めたりして、一種の価値転換を与えてもらいました。

あと、LAVOTが通信を使わず内部だけで全ての処理をほぼ完結させているという話をみて、自分がつくりたいものにどこか近さを感じていて、ロボットに興味を持ち始めました。ロボットプログラミングちょっとキニナル。

北北西に曇と往け

www.kadokawa.co.jp

日々の日常から離れてぼーっと読むのにとても良い漫画。広々とした所にぷーっと旅に出たくなります。

その他

子の保育園が決まった

本ブログでは何度となく「はよ仕事復帰したいから保育園入れたい」とのたまってきましたが、ついに子の保育園内定が出ました。めでたい。こういったランダム性のある当選はガチャみたいなもので、当たると脳の報酬系が発火するのを感じます。

というわけで無事4月から子が保育園に通い始めます。自分も仕事復帰ということで、いよいよこれからが夫婦共働き子持ちの本番がスタートするという感じですね。まあ色々起こるでしょうが、どっしりと構えながら楽しんでやっていきたいと思います。