2024年3月のふりかえり

4月に向かっていくこの季節はなんだか必要以上に心が浮足立ちます。

小中高時代の名残でしょうか。

というわけで3月のふりかえりになります。

やったこと

ポートフォリオサイトを公開

詳細はこちらのブログに書いてあります。

mich0w0h.hatenablog.com

夫のアイコンリニューアル

私がアイコンをいい感じにリニューアルしたのを夫に自慢したところ、羨ましがられたので描いてあげました。

夫が元々使っていたアイコンは私が昔クリスタで描いてあげた馬アイコンだったのですが、それを同じようなテンションでもうちょい現代っぽいシュッとした見栄えにしてほしい、みたいな要望をいただきました。

今回も制作にはFigmaを使いました。馬かつ味のある表情って結構ムズいので、自分のアイコンの5倍くらい苦労して作りました。

結果こんな感じになりました。

私のニューアイコンと並んでも色味がいい感じなのもポイントです(とある家族Slackの1シーン)。

実物大で見ると実力不足によって結構アラが気になるんですが、アイコンにしたときの見栄えはまあまあ気に入っています。

Home Wi-Fi Analysis

夫が業務中にネットが重くなることがあるとのことで、原因特定のために我が家のWi-Fi電波調査をすることにしました。

自宅Wi-Fiは通常5GHz帯のW53チャネルを使用していて、まず疑ったのはレーダー干渉でした。しかしネットが重くなったときにルーターを確認しても特にレーダーを検知した様子はなさそうでした。

次に、電波干渉や電波の強さをチェックするのにWiFi Analyzerを使ってみました。Wi-Fi電波の可視化って一度はやってみたかったのですよね。自宅付近の電波が視覚化されて興味深かったです。

ネットが重くなった際にチェックすると、電波状態は良好、同一チャネルに競合する電波がちらつく感じでした。とはいえ電波干渉するほどかなあという感じ。

念の為に別の帯域が使えるWi-Fi 6Eルーターを検討するかとも考えたのですが、そもそもWi-Fi 6Eに対応するデバイスが我が家にほぼない。ということで却下しました。

結局その後の夫検証により、デバイス側の問題ぽいことがわかり一件落着。無駄骨ではありましたが、一時期本で読み漁ってたWi-Fi知識の実践が少しだけできて楽しかったです。(むしろそれがやりたかっただけ)

Local DNS Service

産後まもなくして読んだ『DNSがよくわかる教科書』のわかりやすさに感化され、LAN内向けのDNSサーバを立ててみたいと脳の端でずっと思っていました。そして時は巡り育休残りわずかとなったこのタイミングで、最後に思い出づくりに取り組むことにしました。

構成としては一台のUbuntu Server上にDockerを使ってDNSゾルバと権威サーバの両方を立てた感じです。

Ubuntu Serverは購入したまま放置していたminiPCを引っ張り出してそこにインストールし、ssh, static IP address, firewall等の設定をしました。

物理マシンが一台しかない中でDNSゾルバと権威サーバ両方を立てるために、軽い気持ちでDockerを使うことにしたのですが、雰囲気で使うマンの状態だと無理ぽな壁に何度かぶち当たりました。しかし、後に紹介する『開発系エンジニアのためのDocker絵とき入門』という本のおかげでなんとか進めることができました。もちろん『DNSがよくわかる教科書』にもかなりお世話になりました。

技術的な詳細やrepository URLはこちらの記事にまとめています。

dev.to

本当にLAN内だけの利用に留めているので、DNSゾルバはroot hints fileも設定してなければiterative DNS queriesも投げないし、権威サーバは他のどの権威サーバにも子として登録されていません。

が、実験としてはかなり楽しめたので大変満足しています。良き育休の思い出となりました。

実は名前解決が成功したので満足してしまって、Webサーバ等は立てずに終えてしまったので、そのうち我が家のLAN内限定サービスでもローンチしたいものです。

試してよかったこと

文庫本を持ち歩く

最近出かけるときに文庫本を持ち歩くようにしています。そしてちょっとした待ち時間にも文庫本を開きます。いつもはなんとなくスマホを見ていた時間を文庫本に代替した感じです。これによってぐっとQOLが向上したように思います。スマホ疲れもなくなるし、得られる情報の効用も上がったと感じています。小説が特に良くて、頭のスイッチを切り替えてくれる感覚がとても好ましいです。

TIME TIMER

物理のタイマーです。

元々あの手この手を使って作業をしすぎないようにしていたクチなのですが、それでも過集中によって作業しすぎてしまうことがあり、気づいたら頃にはぐったり動けなくなってしまった事態が幾度となく発生してました。

そのとばっちり被害を受けるのにウンザリした夫より「頼むからこれを使ってくれ」と賜ったのがこちらのTIME TIMERになります。

結論とても良いです。やはり最後は物理が勝ちますね。視覚的に残時間が減っていくのがわかりやすいのもポイントかと思います。

おかげで規定時間経過後に自分で作業を中断できるようになりましたし、たまーに沼ってしまったときでもタイマー音のおかげで夫が危険信号に気づいて救い出してくれます(いつもすまんな...)

ルンバ

store.irobot-jp.com

昨年の夫の誕生日プレゼントです。誕生日は8月なので超今更なのですがプレゼントしました。

ルンバは一度レンタルしたことがあったので雰囲気はつかめていて、後はどんな機能が欲しいかで機種を決めました。部屋指定機能と自動ゴミ収集機能が欲しいなー、でもクリーンベース(ゴミ収集してくれるやつ)って高いんだよなー、などと思っていたところ、公式整備済リユース品なるものを見つけました。

store.irobot-jp.com

かなり安くなってる。しかも欲しい機能がついている。ということでi3+くんを購入することに決定しました。

実際に使ってみていますがリユース品でも問題なく稼働して大活躍してくれています。ルンバが来てから床が明らかに綺麗になりました。散歩している間に掃除してくれるのも良きですし、部屋指定できるのもやはり嬉しいです。

唯一のデメリットはクリーンベースにゴミを収集するときに掃除機並みの騒音がすることでしょうか。自分は気にならないのですが、一歳になったばかりの子はそうではなかったようです。一度子がいるときに発動したところ子がビビりまくってしまいました。結果数日はルンバのいる部屋におくと号泣し超高速ハイハイで助けを求めてくるように。まあ外出時に稼働させればいいだけなので無問題です。ガチビビリする子には笑かしてもらいました。

よかったコンテンツ

生の短さについて

www.iwanami.co.jp

見た目やタイトルに反し、読んでいて元気がでる本でした。

「自分の人生に重要でない物事にいちいち心を乱される時間って勿体ないよなあ」、と思わしめる強さがあります。心の中にセネカを飼って精神が乱れたときにスッと戻ってきやすくしていきたいものです。

パンチラインが印象的でセネカ先輩さすがだなあと思わざるを得ません。要約よりも実際に本文を読むことをおすすめできる本です。

開発系エンジニアのためのDocker絵とき入門

www.shuwasystem.co.jp

先述したLocal DNS Projectのために読みました。

自分は普段Dockerを業務で使うことはなく、趣味開発時に何回か触ってみたときは設定ファイルを見様見真似する程度で毎回挫折していました。Docker普段使わないし学習コストにリターンが見合わないような気がしていて手が遠のいていたのですが、サーバーを立てて実験したいときにDocker便利そうなんだよなあ、と薄々気づき始めたので本書を読むこととしました。

結論めちゃくちゃ良かったです。

GPTに聞くだけだと超えられない壁を一つ越えさせてもらった感じがあり、本書を読んだ結果、自力でDockerを使ったシステムを設計し、Dockerfileやcompse.ymlを書き上げることができるようになりました。

本当にこの本がなかったらLocal DNS を立てるのはもっと難航したと思いますし、今後はDockerでもっと気軽にサーバを立てる実験をできるようになったので、大感謝です。

増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編

www.hyuki.com

Macaron Webを開発したときにリクエストの並列処理について気になったことがきっかけでちまちま読み進めていました。

本書は絶版になっていたのですが著者の結城浩さんの本がとても好きなので中古市場を漁って購入しました。

本当に結城さんの本って素晴らしいです。本書も小説を読むかのようにすらすら読めました。内容自体はすごくしっかりしていて、Javaを題材としつつもより抽象的にマルチスレッドのパターンについて理解を深める助けとなるものでした。

特にWorker Thread, Futureについては普段書くプログラムにリンクする部分もあって興味深く読ませてもらいました。

この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた

www.kawade.co.jp

漫画『Dr.STONE』の原作者の方がインスピレーションを得たという本です。

読んでみると確かにインスピレーションをくれる本でした。化学物理の勉強をしたくなりましたし、身の回りのものを自分でクラフトしたくなりました。(Dr.STONEを読んだときはあまりそうはならなかったので不思議です)

文量が多めで細部については読み飛ばしたのですが、今後の趣味の可能性を広めてくれたということでよかったコンテンツに加えることとしました。

その他

共働き保育園編がはじまるよ

ついに4月1日より子が保育園に通い始めます。自分も職場復帰をすることで「新章突入!”共働き保育園編”」といったところでしょうか。

自分はこういう事柄に対して特に緊張したり不安を感じることはあまり無いタイプなので(何も考えてないだけかもしれない)、いつも通りやっていけたらなという心持ちです。

趣味に割く時間は減るとは思いますが、月のふりかえりブログは細々と続けていく予定です。

では。

ポートフォリオサイトつくりました

ポートフォリオサイトをつくりました。-> mich0w0h.fun

ついでにこれを機にとアイコンもリニューアルしてます。

なんでつくったのか

SNSリンク集みたいなのは前々からうっすら欲しいなと思っていたのですが、最近webアプリやらゲームやらをいくつか公開したことで、そういったモノ達をまとめる場所をそろそろ作るかと重い腰を上げました。

実装

Astro x Tailwind で実装しました。

GitHub Repositoryはこちら github.com

どういう形でポートフォリオサイトを作るかは自分で実装するかも含めて no idea だったので、GPTに相談しながら決めました。最終的にJekyllと悩んだところを、GPTに「Astroの方がモダンだよ」って言われてそうかーとAstroにしました。

このようにAstroについては無知識だったので、こちらのthemeをforkして利用させてもらいました github.com

forkしたとはいえ、デザインはレイアウト含め結局かなり手を入れたのですが、astro全然わからないマンにとっては土台があるのは大変ありがたかったです。

Hosting / Domain Registration

HostingにはCloudflare Pagesを利用しました。CloudflareでDomain取得をずっとやってみたくて、連携が簡単そうだという理由で選択しました。

ということで Domain Registration にもCloudflareを使いました。ポチポチやってるだけでスムーズに設定が進められて大変満足度が高かったです。

唯一の難点は、日本のクレカ決済が弾かれやすいことでしょうか。様々なカードを試しては何度も決済エラーになって10イラチくらいさせられました。海外サービスを日本のクレカで決済を試みるといつも一苦労しする気がします。

Domain Name

GPTに相談しつつ、ポートフォリオサイト用にmich0w0h.funを取得することにしました。今後アップデートしていくとしたら、遊びココロある楽しい感じにしていきたいなという気持ちからです。

当初はmich0w0h.isが第一候補だったのですが、.isTLDを扱っているRegistrarがCloudflare含めてあまりないような感じだったので諦めました。mich0w0h.funも気に入っているのでヨシとします。

おわりに

まずはひとまず完成を目指してデザインも頑張りすぎずにつくりました。せっかくmich0w0h.funというドメインにしたので、そのうち楽しい感じに育てていけたらいいなと思います。

2024年2月の振り返り

2月は連休も多くてあっという間に過ぎますね。ということで2月の振り返りです。最後に個人的ニュースが一つあります。

やったこと

Macaron Web の公開

先月では基本的なフロントエンドの動きを実装していたMacaron Web ですが、今月はバックエンドの実装、フロントエンドの微調整、そしてデプロイにまで漕ぎ着けることができました。

mich0w0h.hatenablog.com

LangChainの学習

Macaron Web のバックエンドで返答の自動生成機能を組み込みたいと思い、LangChainについて必要最低限ですがインプットしました。

ここらへんの本にざっくり目を通したり book.impress.co.jp gihyo.jp

LangChain official docsを眺めたりしました。ちなみに使用したのはjs版です。

実装時のリサーチには最新の情報を反映した結果を得るために、Perplexity AI を活用しました。回答そのものだけでなく、参考文系として出力されたページがかなり参考になってよかったです。

プロフィールアイコンリニューアル

そろそろポートフォリオサイトみたなものを用意しようと思い始めていて、せっかくなのでこれを機にアイコンもリニューアルしました。

ニューアイコンはFigmaで作成しました。ゲームのアセット作成とかでFigmaを過去使っていたおかげで、お世辞にも使いこなせているとは言えませんが、基本的な操作は戸惑わずに描くことができました。

出来もなかなか気に入っています。

試してみてよかったこと

Scrapboxのページをガンガン消費する

昨年末くらいから日々の作業管理をNotionからScrapboxに移行しました。これがすごく自分にはフィットしています。5年前ほどにもScrapboxをヘビロテしていた時代があったので、舞い戻ってきた感じです。

しかしかつてとは使い方を刷新し、開発者の方の思想を参考にしながら使い方を模索しています。

自分が今のところいいなという使い方が「1ページの情報量をなるべく少なくし、長くなりそうなら別ページを切ってページ内リンクでつなぐ」です。

例えばプログラムエラーのデバッグをしていて、1つ仮説を立てて何かを実行する場合、その仮説をタイトルにしてページを切り、試行した結果を書きます。そしてもし解決せずに別のトライをする場合は別ページを作る感じです。

自分はそもそも何かにハマりすぎないように30分立ったら作業の手を止めて席を立つようにしているのですが、どうしても「あとちょっと...」とやり過ぎてしまったり、離席しても頭が切り替えられなくて良い解決に着地できず、結局闇雲に手を動かしてはいたずらに時を消耗してしまう課題感がありました。

しかし、Scrapboxのページを切り替えることが一区切り感を醸成してくれるためか、自分の脳を上手くリセットでき、結果全く別方面からのアプローチを思いつけることが多くなった実感があります。

Scrapbox自体が推奨している「書くことで思考を進める」みたいなのもすごく効果を実感していて、日々の効用が上がっているのを感じます。

相性の問題はかなりある気はしますが、Scrapboxは少なくとも自分にはとてもフィットしているのを感じます。

Scrapboxはいいぞ。

週末に自然が多い場所に行く

週末に家族でちょっと離れた広い公園だったり、初心者向けのハイキングコースに行くことを意識的にするようになりました。週末がすごく体感長く感じ、充実感とともに週明けを迎えられるようになった感覚があります。

子を芝生などの野に放ってみて観察するのもなかなか楽しいですし、続けてみたいと思います。

ググり禁止縛りプレイ

普段の作業のみならず、日常的な調べ物に対しても一般的な検索エンジンを使用したリサーチ、いわゆるググりを禁止行為として設定してみました。

じゃあ何を使うのかというと、主にGPT系のサービス、そして本です。また、ダイレクトにOfficial Documentなどの公式リソースに当たるのもOKとしています。正直たまに反射でググっちゃうときはありますが、割とやっていけています。

これをやってみると、ググって何かを探しているときよりも疲弊しにくくて、日々の効用が上がったように感じます。

また、本をかなりカジュアルに買うようになり、これも体験としてはいいなと思っているので続けてみようと思います。

読んでみてよかった本

働くならこれだけは知っとけ!労働法

kanpo.net

自分に関わる法律は積極的に知っていきたいタイプの人間なので、図書館の新刊ゾーンにあったこの本に吸い寄せられました。本書は著者の方の力量がかなり感じられる本で、法律系の本としてはすごくとっつきやすい本になっているように思います。

個人的に興味深かったのは「正社員をクビにするのはほぼ不可能」といわれる日本の労働法の背景にある考え方で、今後雇用形態がよりstrictにジョブ型雇用になった場合、判決はどうなるのだろうかと興味深く読みました。内容が気になる方はぜひ本書を読んでみてください。

事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学

www.hakuyo-sha.co.jp

人の脳は己の信条に沿っている情報は上手く見つけ、逆に反している情報は無視する、もしくはそれに反論する情報をとにかく見つける。こういった研究がまず冒頭で紹介されていて、正直身に覚えがありすぎて結構刺さりました笑。

他にも人間の脳の習性がいくつか紹介されていて、こういった脳の傾向をわかった上で日々を過ごせると良さそうかもと思うなどしました。

認知科学行動経済学等を対象にした本は他にも洋書で有名どころがあると思うのですが、どれも冗長すぎて頭に入ってこなかったりしたのが、本書は洋書にしてはちょうど良い感じのエピソード紹介が多くて読みやすかったのも推しポイントになります。

温かいテクノロジー AIの見え方が変わる 人類のこれからが知れる 22世紀への知的冒険

wrl.co.jp

この本を読んで、LAVOT買おうかなと思い始めています。

特に興味深かったのは「心のケアこそ自動化に適している」という話で、一般的に言われることとは逆説的なんですがよく考えてみるとそうかもしれないなーと思い始めたりして、一種の価値転換を与えてもらいました。

あと、LAVOTが通信を使わず内部だけで全ての処理をほぼ完結させているという話をみて、自分がつくりたいものにどこか近さを感じていて、ロボットに興味を持ち始めました。ロボットプログラミングちょっとキニナル。

北北西に曇と往け

www.kadokawa.co.jp

日々の日常から離れてぼーっと読むのにとても良い漫画。広々とした所にぷーっと旅に出たくなります。

その他

子の保育園が決まった

本ブログでは何度となく「はよ仕事復帰したいから保育園入れたい」とのたまってきましたが、ついに子の保育園内定が出ました。めでたい。こういったランダム性のある当選はガチャみたいなもので、当たると脳の報酬系が発火するのを感じます。

というわけで無事4月から子が保育園に通い始めます。自分も仕事復帰ということで、いよいよこれからが夫婦共働き子持ちの本番がスタートするという感じですね。まあ色々起こるでしょうが、どっしりと構えながら楽しんでやっていきたいと思います。

過去につくったスマホゲームのキャラクター「マカロン」と会話できるWebアプリをつくった

育休ももうあと少しと終わりが近づいてきた今日このごろですが、過去につくったスマホゲームのキャラクター「マカロン」と会話できるWebアプリ『Macaron Web』をつくりました。

どんなアプリ?

「マカロン」というキャラクターとおしゃべりを楽しめるweb appです。マカロンは自作のゲームに登場する超マイナーキャラクター。なので、おそらくほぼニーズはなく、自分と同居人がきゃいきゃい楽しむくらいの用途しか今のところなさそうです。

Macaron Webはここから遊べます

Repositoryはこちら

なんでつくったの?

なんで作り始めたかは正直忘れてしまったのですが、LLMを使えば「マカロン」といい感じにおしゃべりを楽しめるのでは?との思いつきがスタートだった気がします。

インタラクティブに遊べる可愛い感じのものが好きなので、楽しくていつのまにかずっと作っていたって感じです。

あとは単純にLLM を使った何かをつくってみたかったのはあります。

技術構成

フロントエンドはReact + VIteで開発し、Vercelにデプロイ。バックエンドはDenoで開発し、Deno Deployにデプロイしました。

バックエンドでのマカロン返答生成部分はLangChainを使ってOpenAI APIを叩いています。

普段webサービス開発をしてるわけでないので全ての技術でほぼ経験がなく、だいたいは「使ってみたいから」「情報が多そうだから」「なんか使いやすそうな気がする」というゆるい気持ちで選定しています。

カロンの返答生成

Macaron WebではLangChainで主に few-shot promptingを活用した返答生成をしています。

スマホゲームで使用していたシナリオデータをもとにfew-shot prompting の examples を作成しました。シナリオ量がそんなに多くなかったので今回はRAGは利用せず、そのまま全データをプロンプトにぶち込んだ感じです。

いかに自分のなかにある「マカロンっぽい発言」を再現してもらうかに苦心しました。exmaples を調整したり、prefixを調整したり。

たまーにこっちの指示とかexampleを無視して漢字を使ってくるのが許せなかったので(マカロンは漢字なんか使わないんだぞ)、漢字が含まれる場合は別途ひらがな変換用のfew-show promptを投げたりしてます。

この漢字変換ロジックはOpenAI API使わずに普通に形態素解析して漢字ひらがな変換してもよかったんですが、今回はLangChain使うのがテーマだったのと、既存コード使い回せて楽なのもあってAPIに投げることにしました。

また、チャットにありがちなMemory機能も今回は実装してません。マカロンはそんなに賢い感じじゃないのでいいかなーって。

Generative AI様々

今回Macaron Webの開発では初っ端からGenerative AI駆動開発で進めたおかげで、あまり馴染みのない技術スタックでもなんとか表現したいものを実現することができました。(もちろん拙いところはたくさんあると思いますが...)

コードの生成のみならず、few-shot prompting のためのexamplesの生成とかもしてもらいました。

途中からはGitHub Copilotに課金して「なぜ最初から使わなかったのか」と大後悔したくらいヘビロテしました。

いやー、便利な世の中になったなあ。

デザイン作成の部分ではまだあまり活用できていないので、今後はそこらへんの領域にも踏み込んでいきたいなと思っています。

デプロイ苦労話

ここからは苦労話をさせてください。自分は普段あまりインフラに親しんでないため、Macaron Webのデプロイには二転三転四苦八苦しました。

当初はフロントエンドとバックエンドを1つのrepositoryで管理をしていて、Docker Composeで一気に立ち上げて動かそうとしていました。

これは自宅のminiPC上にデプロイして遊んだりしたかったからで、実際にDockerのおかげですぐに別環境でも動かして一通り試して遊べました。

しかし、いざ世のクラウドサーバーを利用してシュッと公開したいと思ったら、逆にDocker Composeを再利用するのがめんどうなことに後から気づきました。

細かい話は割愛しますが、DigitalOcean, AWS ECS, Heroku等々でDocker Composeしてたアプリをデプロイしようと試みてはうーんとなるのを繰り返しました。

特に自分はこのMacaron Webのためにインフラのお世話をしたくない気持ちが強く、結局はDockerを排除してフロントエンドとバックエンドでそれぞれVercel, Deno Deployを利用することに。

そうなるとrepository rootに各アプリが配置されてないと何かと面倒だったので、結局repositoryもフロントエンドとバックエンドで分けることにしたりと、色々とゴニョゴニョっとなりました。

そしていざVercel, Deno Deployにそれぞれデプロイしたら本当に一瞬で終わってマジで拍子抜け。

いやー、色々といい勉強になりました...。

CSS苦労話

苦労話その2をさせてください。CSSがクソめんどくさかったです。生成AIをもってしても工夫しなければCSSの調整は闇ということがわかりました。

そもそも最初何も考えずにノリで生CSSでstylingを頑張ってたんですが、フレームワークとかライブラリ使えばよかったと後悔しています。

スマホ対応とかも後から気づいて調整したので大変だった。スマホでは使えるようにしたかったのでまあまあ頑張りました。デバイスによっては表示崩れるかも。タブレットは捨てた。

おわりに

苦労話もいくつかありましたが、学びも多く、そして何より可愛い感じのアプリがつくれて楽しかったです。

次はなにつくろうかなー。もうWebっぽいやつは一旦満足したので、スタンドアロンで動くゲームっぽい何かを作りたい気分かもしれません。

何はともあれ育休中にいい思い出ができて大変満足です。育児頑張ってくれてる夫と開発を優しく見守ってくれた(?)子には感謝せねばですね。

2024年1月の振り返り

2024年も気づけばもう一ヶ月が過ぎ去りましたね。

今月は新たな試みとして月ごとの振り返りブログを書いてみることにしました。前回の記事を書いていて、長期間分のまとめブログを一気に書くのは結構しんどく、もう少し小出しにしていきたいなと思ったのがきっかけです。普段から月次の振り返り自体は個人でしていて、個人用メモとして溜めてはいたのですが、それを掘り起こしてまとめるだけでも一苦労でした。

作業系やったこと

キャラクターと会話を楽しむWeb appの開発

以前スマホ向けに開発したゲームのキャラクター”マカロン"と会話ができるようなWeb appを作ろうと試みています。まだ仮ではありますが今月はフロントエンドの実装を一区切り終えました。

バックエンドはこれからなのですが、動くものができてきているのが見えてきて楽しいです。

フロントはReact + Typescriptで実装していて、バックエンド、つまりは会話生成部分はLangChain + denoでいい感じにできないかなと模索中です。

OverTheWire: Wargames

ゲーム感覚でセキュリティが学べるサイトとしてOverTheWire: Wargamesというものを見つけ、上記のWeb app開発の息抜きにやり始めました。後から知ったのですが、これはどうやら初心者向け常設CTFみたいですね。

勉強云々ではなく脱出ゲームのようで普通に楽しくてコツコツ進めています。昨今ディスプレイを見る時間を意図的に減らしているからか、よくあるリッチな3Dゲームを遊ぶと物凄く疲弊するようになってしまったのですが、OverTheWireはCLIのみで遊べるので、目に大変優しくあまり疲れずに遊べています。

パフォーマンス改善

Weekly Reviewを始めた

月ごとに振り返るというのは今までもやっていたのですが、1月からweeklyでの振り返りも実施するようにしてみました。

きっかけはRebuild 376でhigeponさんがWeekly Reviewに言及していたことで、振り返りや改善好きの自分にはその言説が刺さりました。というか、昔は週次で振り返りをしていたこともあったのですが、妊娠出産周りのバタバタですっかり忘れ去られていたのを復活させました。

週次振り返りをしていることで月次振り返りが楽になるのが今のところ一番嬉しいポイントです。しばらくは続けてみようと思います。

ジャーナリングを始めた

書く瞑想と言われるジャーナリングをどこかで見かけ、興味を持ったのでトライしてみています。

一般的な瞑想は過去何度かチャレンジしては挫折していて、何もせずにじっとしているのは正直合わないんだよなと思っていたので、手を動かしずつできそうなジャーナリングは良さそうだと思いました。

毎晩10分ほど書き殴っているのですが、日々の改善に前向きになれたり思いもよらない気づきを得ることがあるなど、結構楽しいです。

瞑想に期待するような、自己のコントロールや長期的なメンタル安定に寄与しているかはまだわからないですが、普通に書き書きするのが楽しいので続けてみています。

生理でいかに調子を落とさず過ごすか模索

順調に断乳が完了し、ついに約1年半ぶりに生理がきました。そして超久しぶりにPMS並びに月経困難症を体験し、いかにこれらがない日々が快適だったかを噛みしめると共に、毎月1週間以上不調とか普通に不便ですし、ここの改善にリソースをbetすべきと判断しました。

ひとまず月経カップや吸水ショーツを入手しつつ、関連本を図書館から借りて片っ端から読むなどしています。今のところのベスト本は『生理で知っておくべきこと』で、人体の仕組みや健康ネタで知らなかったことが知れたし、生活改善のインサイトもいくつかもらえて良き本でした。

next actionとしては、来月あたりに婦人科へ行って色々相談してみようと思っています。

外食欲がほぼ消滅した

ここ数ヶ月で自炊のアップデートをコツコツしていたのですが、そのせいか外食欲が著しく減りました。以前は週1で外食に行っていたのが行かなくても全然満足した日々を送れるようになってきています。ストレスで衝動的にパンを食いまくることもなくなりました。小学生のときから悩まされていたストレスによる衝動食いが収まる日が来るとは。

自炊のアップデートといってもすごく美味しいものを作るようになったのではなく、①野菜をモリモリ食べる②低脂質高タンパクの食材をモリモリ食べる③塩分油分を極力使わずハーブ・スパイス等で味をごまかす、などの工夫を少しずつ取り入れていくことで、味付けがあまりされてないものが美味しく感じるように味覚や食欲が変革されたという感じです。

その他

夫が職場復帰した

夫が育休を取得してくれたことについてはブログにて度々言及していたのですが、1月からついに職場復帰しました。理想では私自身もこのタイミングで職場復帰したかったのですが、年度内に保育園はなかなか入れづらく、絶賛待機中です。

夫は基本的にはリモートワークなので、引き続きできる限りの育児をしてくれているのですが、やはりMeetingが入るなどどうしても忙しいときは発生するので、やはり自分タスクが増えつつあります。こうなってくるとさっさと自分も職場復帰したい気持ちがより高まってくるものですね。

2023年 産休育休中に取り組めたこと総括

2023年が終わりましたね。

早いもので産休に入ってから約9ヶ月が過ぎました。理想としてはこのタイミングで仕事復帰したさがあったのですが、年度の最中の保育園はなかなか空きが出ないということで、絶賛待機中でございます。

一応はここで育休が終わっても滞りないように物事を進めてきたので、お気持ちとしては実質育休終了で、あとは残りカス、はたまたボーナスタイムのようなものです。

なので、このタイミングで育休中に取り組めたことについてまとめとこうと思い立ちました。

まず全体として、満足度の高い産休育休生活を過ごせたと感じています。

夫も同時に育休を取得していた、子の寝付きトレーニングが大成功を収めた、産後3ヶ月ほどで体調が安定してきた、など良き要因が重なったおかげか、事前に想像していた以上に色々なことに取り組めました。

助けられたグッズたちはこちら参照。 mich0w0h.hatenablog.com

とはいっても、産前〜産後3ヶ月までは体調がダメダメだったのでほぼ進捗なしで、それ以降から少しずつ育児家事の合間を縫っての活動ではあります。

本記事では取り組んだことのなかでも、特に効用が高かったものをPickしていこうと思います。

長いのでざっくり3つに分類し、「技術を深めるの巻」「つくってあそぼうの巻」「英語やっていくぞの巻」としてそれぞれお送りします。

[目次]

技術を深めるの巻

雰囲気で使わずきちんと理解する!整理してOAuth2.0を使うためのチュートリアルガイド

booth.pm

仕事で触れることがありつつよくわからないのでモヤッとしていたOIDCについての入門として読みました。

著者の方が本書の説明欄に記載されていた「まずは OAuth2.0 についてしっかり と理解し、その後、 OpenID Connect との差分を理解する、というのが OAuth2.0 と OpenID Connect の両方を理解するの最短の道だと考えています。」という明快な言説とハンズオン形式で学べることに惹かれて購入。

それまでBOOTH本を買うことがほぼなかったので、どきどきしながら購入したのですが、買ってよかったです本当に。著者のAuth屋さんの本は迷わず著者買いするようになりました。

まだ子から目が離しにくい時期に読み、子に向けて本書の内容を図にして説明していた記憶がすごく残っていて、赤子はラバーダックとしてかなり使えるぞとの気づきをこのタイミングで得ました。

OAuth、OAuth認証OpenID Connectの違いを整理して理解できる本

booth.pm

上記の本で記載されていた「まずは OAuth2.0 についてしっかり と理解し、その後、 OpenID Connect との差分を理解する、というのが OAuth2.0 と OpenID Connect の両方を理解するの最短の道だと考えています。」の差分を理解するのための本です。

こちらもわかりやすくて非常に良かったです。

ハンズオンがcurlでできるのもいいんですよね。ライブラリとか使うと便利なんですがブラックボックス化されてて勉強には足りないので。

この本と一個前の本を読んだことで、明らかにIdentity関連で見聞きする情報の見え方が変わりました。

図解即戦力 暗号と認証のしくみと理論がこれ1冊でしっかりわかる教科書

たしかまだ机に向かう余裕もない時期に図書館で借り、トイレなど隙間時間にほむほむ言いながら読んだ本。

状況を踏まえ、あえて深い理論的な部分は受け流しつつざっくり内容を把握するのに留めた記憶があります。

なぜこの本をPickしたかというと、この本をざっと読んでいたことで至る所で頻出する公開鍵暗号方式について復習できたからです。ここが抑えられてたことによって学習が進められたなという場面が多々あったように思います。

Firebase Authenticationで学ぶ ソーシャルログイン入門 ID管理の原則にそった実装のベストプラクティス

IDaaSって結局何をしているのかよくわかってないなと感じて読んだ本です。私の好きなハンズオン形式でしかも著者はあのAuth屋さんということで迷わず購入しました。

アカウントライフサイクルについて図をまじえながら非常にわかりやすく説明されていて、かつFirebase Authenticationを使って実際に実装してみるところまででき、期待を裏切らないどころか期待以上に良き体験を提供してくれた本でした。

前述したOIDCについての本は認証プロトコル自体への理解を深める内容でしたが、本書はより実装サイドに下りてID連携についてより具体的なイメージをもたらしてくれたなと思います。

基礎からわかるTCP/IP ネットワークコンピューティング入門

ネットワークなにもわからん、ということで読みました。入門として良かった。マスタリングTCP/IPの入門編よりはもう一歩踏み込んで解説してくれてる感じが自分にはフィットしました。

パケットキャプチャの教科書

解説的なものをただ読んでてもちょっと物足りないなーと思っていたところで、パケットの中身を見ながらTCP/IPプロトコルの各階層を順に辿っていけるというこちらの本に惹かれて購入。

実際にキャプチャされたパケットをWiresharkで覗き見てみると、それまで文章で読むだけだといまいち実感がわいてなかったことが不思議と解像度が上がるのを感じました。不思議な感覚でした。

この本を読んで「ああこうやって私達って通信してるんだ」って一番実感できたかもしれないです。

手を動かしながら学ぶIPネットワーク

こちらも実際に手を動かしてネットワークと親密度を上げたいなーと思っていたところ見つけた本。

Cisco機器特化かつシュミレータ上とはいえ、ネットワーク機器をコマンド叩いて設定操作してみれたのはとても良かったです。

ブログも書いたりしてるので少しずつ余裕が出てきた時期に取り組んだことがわかります。机に向かわないとできない作業ですしね。

mich0w0h.hatenablog.com

自宅Wi-Fi環境調査

過去記事参照。 mich0w0h.hatenablog.com

伸び悩んでいる3年目Webエンジニアのための、Python Webアプリケーション自作入門

zenn.dev

最近TCP/IPプロトコル周りの勉強やってるんだよねと夫に話したらおすすめされ取り組んだZenn Bookです。

アプリケーションレイヤーに特化した内容なので当初求めていた内容はそんなになく、しかしWebフレームワークの基本挙動を自分で書く体験は興味深かったです。

やってよかったと一番思うポイントとしては、CookieをHeaderにSetするのコードを書く箇所でしょうか。Cookieについてはは説明文程度にしかよくわかってなかったのがぐっと親密になれた感じがしました。

Ubuntuスタートアップバイブル

図書館から適当に本を借りまくっていた中の一冊だったのですが、ハンズオン形式でUbuntuの一通りの設定を体験できるなど、自分にフィットした内容を提供してくれた本でした。

実験用にmini PCをゲットし本書を参考にWindowsのVirtual Box上にUbuntuをインストール、network configでLAN経由のみアクセスを限定して普段使いMacからSSH接続して操作するなど色々遊べて、なんだか一通り満足したのを覚えています。

Linux関連の本を乱読

OSレイヤの挙動が未知すぎると感じていたのと、スキマ時間に本を読むくらいのことしかできない時期が重なってLinux関連の本を図書館で一気に借りては気になるところをざっくり読むなどしました。

ファイルシステムデバイスドライバー、ネットワーク設定、タスクetcをざっくり知り、全くのブラックボックスだったOSについて知識のインデックスを貼るまでにはなったかなと思います。

最近はOSそのものというよりかは、業務で触れる機会があるMDMがOSを通してどのようにDevice Managementを実現しているのかに興味が出てきています。

フロントエンド開発のためのセキュリティ入門 知らなかったでは済まされない脆弱性対策の必須知識

OIDCについて学んでいるとstateredirect_uriなど脆弱性対策として設定されているパラメータがあることに気が付きますが、自分はその脆弱性自体への理解が甘いためにそれらに大して脳が思考停止しているの察知しました。

Webセキュリティの本では非常に有名な徳丸先生のこちらの本があることは知っているのですが、初手としては少し重いなということで、まずはよりコンパクトにハンズオン形式で学べる本書に着手することにしました。

Web Origin, CORS, XSS, CSRF, Open Redirectを実際に実装しつつ学べ、狙い通りこの後紹介するKeycloak本を読むときなど、ここで得た知識が理解の一助となるタイミングがちょこちょこ発生するのを感じています。

Keycloak - Identity and Access Management for Modern Applications 2nd Edition

オライリーの『実践Keycloak』の原著です。

専門用語が飛び交う内容の本だと、日本語訳された本より原著のほうがむしろわかりやすい説あるな?と思い始めたための原著Pickです。結果は上々で、特にハンズオンがある本は英語の方が読みやすいと思いました。

この本は内容が自分にフィットするかは半信半疑でエイヤで読み始めたのでしたが結果的に大当たりでした。

当時、OIDCのフローをライブラリに頼らず自分で実装したらどうなるか試してみたいなと思っていたのですが、この本のサンプルアプリケーションがまさにそれで、「なんで私が今それを欲しいってわかったの?エスパーなの?」となりました。

OIDC, OAuthについて一通り学習した上で改めてIdPの設定をしてみれたのもなんだか新鮮で嬉しかったです。

読み進めている最中に一瞬ハマったことについてブログを書いたりもしました。1個前に書いた本でOriginやCORSについて学んでてヨカッタァとなったやつです。 mich0w0h.hatenablog.com

つくってあそぼうの巻

スマホゲームをリリース

『Macaron 〜マカロンとの7日間〜』という完全オリジナルの超趣味ゲームをUnityで開発してリリースしました。マカロンがゆるーくおしゃべりしてくれるのをほんわか眺めるゲームです。

自分だけのために趣味としてゲームを作るのはとても楽しく、ゲーム開発が楽しくてゲームを遊ばなくなってしまいました。

リリースしたスマホゲームについては詳細は以前記事にしました。 mich0w0h.hatenablog.com

このときに書いたUnityからGoogle Spreadsheetのデータを読み込むコードは便利なのでAsset化したいなーと思いつつ放置されています。 mich0w0h.hatenablog.com

リリース作業大変だった。。。 mich0w0h.hatenablog.com

シンプルなtodo appをつくってみる

家族のメンバーそれぞれの今日やりたいことがお互い見えてるとなんかいいかもね、という話になり、リビングのディスプレイにシンプルなtodoを表示するのはどうだろうかと試しに開発しました。

ChatGPT駆動開発で実装方法から相談してReact製のSPAとして実装。特にCSSに関しては「todo appぽくいい感じにCSSで装飾して」と言ったらほんまにいい感じにしてて感動しました。

GPT色々活用してみている中で、自分が注力したくない部分をシステムが肩代わりしてくれるのを一番実感した経験かもしれません。

なお実装してみたものの、利用者視点としてはWebアプリというのはどうもしっくりこずお蔵入りとなりました。結局紙とかホワイトボードの方がフィットしそうという元も子もない着地。

ゆるかわいいイラストの練習

脳が働かない産前産後期にもお絵描きだったらできることを発見し、一時期シンプルなゆるかわイラストを描くのにハマってました。ゲームを作りたいと思っていたのでゲームイラストに活かしたいという下心もありました。

特に夜中の搾乳中は電動搾乳機のおかげで片手が空いていたため、お絵描きに最適でした。

一番自分にフィットしたのはカナヘイさんのイラスト本です。

この本で練習しつつ、深夜に寝ぼけながら片手に搾乳機片手にペンを握って絵日記を描く日々を送っていました。

英語やっていくぞの巻

英語をほそくながく継続

下記のような気持ちが積み重なって英語学習を産休育休中にコツコツ進めていました

  • 夫が英語学習やっていてそれにつられた
  • 授乳中や散歩中にもシャドウイングなどで取り組め、産後直後でも何か進捗出してる感を得やすい
  • ChatGPTが英語プロンプトと日本語プロンプトで精度が全然違うのを見て、英語の重要度が自分の中で急上昇
  • 毎日のルーティンにしやすい。固定でやることがあると安定感がある
  • 複雑な思考なく取り組めるので産後の体調でも着手しやすい
  • いつかは海外で暮らしてみたいなーという気持ち

英語Podcastをダラダラ聞く

育児家事をしながら英語のPodcastを聞いています。

アプリはこれがお気に入り。Podcastをリピート再生できる唯一のアプリなのでは?

castbox.fm

お気に入りの英語系Podcastは以下

  • バイリンガルニュース | BILINGUALNEWS: 片方英語、片方日本語での会話なので英語聞くのに慣れてないときにぼーっとしながら聞けて良いし内容も普通に面白い。最近は英語オンリーで聞けるようになったので卒業気味。
  • Latest Podcasts - The Wall Street Journal: スラングほぼなしの綺麗な英語なことと内容が興味あるニュースが多いおかげでなんとか耳がついていける。
  • Brains On | Brains On: 自分レベルだと子供向けから始めるのがよかろうと見つけた小学生向けのPodcast。内容も普通に面白くてお気に入り。

WordUpで単語インプット

www.wordupapp.co

Vocaburaryを増やすことは英語学習に不可欠な訳ですが、しっくりくる単語帳もしくは単語アプリをなかなか見つけることができませんでした。

5, 6個アプリを試した結果、自分が単語学習に求めるものすべてが揃っていたのがWordUpです。

以下推しポイント

  • 日本語ではなく英英で単語の意味が学べる
  • すべての単語に画像もしくは動画がついていてビジュアルイメージとセットで単語をインプットできる
  • 脳の性質に則った適切な周期で復習する単語を出してくれる
  • 単語の音声が再生されるため発音もわかる
  • 例文つき
  • 上記の機能を無料会員のまま使える

ELSAで発音矯正

elsaspeak.com

ELSAは発音矯正に特化したアプリです。良い評判をよく見かけますし、界隈では結構有名なんじゃないかと思います。

見聞きする良い評判に後押しされ、自分もELSAを試してみました。

そして、ELSAを毎日少しずつ継続していると「発音を改善することはスピーキングのみならずリスニングにも決定的に効果がある」と確信を深めるようになりました。

ELSAは発音矯正アプリとして本当に優れていると思うので、自信を持って課金をおすすめできるアプリだなと思います。まじで効果を感じる。

DMM英会話を試す

eikaiwa.dmm.com

初月半額につられて入会し1ヶ月だけ継続。入会中は平日毎日レッスンを受けました。 録音された自分の英語に絶望する体験ができたのは非常に良かったです。

後に記載するSpeakに鞍替えすることにし1ヶ月で退会しましたが、人間相手に直接話す緊張感はブースト効果が一定あるのも感じています。

月1くらいで人間相手と話し普段はAIにガンガンフィードバックをもらいながら高速回転で練習するのが良さそうかなーと思っています。

Speakで毎日しゃべる

www.speak.com

DMM英会話は良かったんですが以下のようなデメリットを感じていました。

  • 予定をブロックされるのが精神的に圧迫感を感じる
  • 人間相手にコミュニケーションがんばるのが面倒
  • 話す言葉一つ一つにフィードバックが欲しい
  • その場で即座に話した内容にフィードバックが欲しい
  • フィードバックはテキストで欲しい。口頭だと忘れる
  • 別に褒めなくていいので忖度なしでもっと厳しくフィードバックが欲しい

そしてSpeakはその全てを解決してくれました。AIのフィードバックの質がめちゃくちゃ高くて毎度感動してます。

AI相手でも会話をひねり出そうとする感覚は人間とそう変わらず、スピーキング及びライティングの良き鍛錬となっているのを感じます。

子に英語絵本を暗唱読み聞かせ

日本語の絵本だと読み聞かせるのめんどいなーと思っていたのですが、英語だと自分もやる気が出るし子も楽しそうなのでwinwinじゃんということで結構気に入っているアプローチです。

ただ読み上げるだけだと飽きてしまうので暗唱しています。暗唱することで感情込めたり身振り手振り加えるなど、子へのエンタメパフォーマンスもできて良い感じです。自分でやってて結構楽しいのがポイント。

まとめ

こうやって書き出してみると育休中に色々あったなあとしみじみしますね。

そして改めて仕事をする良さを感じた育休期間でもありました。仕事によって興味の幅が広げてもらったし、逆に仕事と関係ないことも限られた時間でやるぞという気概を持てるのです。

子もかなり安定してきているので、そろそろ仕事復帰してもいいんだがなーという気持ちが数ヶ月前からじわじわせり上がって来ています。保育園〜。

とはいえやってみたいことは無限に湧いてくるので、残り少ない休暇期間はボーナスタイムだと思ってできることを楽しむことにしようと思います。

ライフスタイルや方法論のアップデートとして取り組んだことも多々あるのですが長くなってきたので割愛し、気が向いたら別途記事を書くことにします。

ではでは、2024年も楽しくやっていきましょう。

Amazon Brack Fridayで買ったものたち in 2023

普段セールイベントでそんなにものを買わないのですが、今年のBlack Fridayは自分にしては珍しくAmazonでたくさんポチポチしました。

せっかくなので買ったものについて書き書きしようと思います。

Black Fridayからは数週間経過してるのでいまさら感ありますが、使い心地等、その後の動向を書きたかったので懐で温めておきました。

Open Ear Headphone

なぜ欲しかった?

  • ソニーWF-1000XM4を愛用しているが、Open Earのものが欲しくなってきた
  • ノイキャン効かせて集中したいときはWF-1000XM4がベストなのだが、家事育児の最中やランニング時など、周囲の音を聞きたいことが増えてきた
  • ランニング時は単純にイヤホンが耳から落ちる心配をしたくないというのもある

なんでこれ?

  • 有名なShokzのBone Conduction Headphoneはかつて試したことがあるのだが、音質・着け心地ともに自分にはハマらず
  • 自分は音に気を配るのが苦手なで音質が良くないと音が無いのと同じに感じるため、Open Earといえど音質も求めたい(夫はShokzで十分そうなので人によると思われる)
  • リサーチしてもこれだ!というのは見つからず
  • ソニーの技術力を信じようと思い、ソニーの中で一番自分の要件に合いそうなFloat Runを思い切って買うことにした

使ってみてどう?

  • めちゃくちゃいい。Black FridayでのBest Dealは完全にこれ。今年イチ説まである
  • まず何よりも音がオープンイヤーと思えないほど良い。Bone Conductionではないアプローチだからなのか、ソニー様だからなのかはわからない
  • ShokzなどのBone Conduction Headphoneでは逃れられないデメリット、音漏れが全然ない。これは本当に驚き
  • つけ心地も良い。自分は頭が小さめでつけ心地は不安だったが、軽いし違和感もない。
  • 走っていても気にならない安定のフィット感
  • 家事育児のときもこれのおかげで音楽やポッドキャストをずっと聞いていられて、日常の満足度が一段階上がったように感じる
  • 調べてもあまり出てこないのが本当にもったいなく感じるくらい推せる

Condenser Microphone

なぜ欲しかった?

  • 最近夫が英語学習頑張ってるのに触発され、英会話を始めた。のだが、録音された自分の英語がひどくて聞いてて拷問かと思った
  • せめて音質だけはいい音にしたいという、小手先の悪あがきを思い立つ
  • マイクを買ってみたいなーと、ずっとうすーく思ってたのもあり、購入に至る

なんでこれ?

  • 正直沼だと思うしBeginnerなので変にこだわりすぎずそれっぽいメーカーのものを選択
  • PCにUSB経由で簡単につなげるのも初心者には大切
  • あとは値引き率にまんまとやられました。これは完全に踊らされてるなーとはわかりつつ

使ってみてどう?

  • 録音した英会話の音声を聞いたら、音質は良くなっているのを感じた
  • が、元々使っていたWF-1000XM4から劇的に進化したか?というとそうでもないかも?
  • でもマイク入門できただけで満足している
  • ミキサー調整系はもう少し色々試してみたいところ
  • 夫と英会話練習Podcastでもやろうかなーと思っているので、マイクが独立してると収録に便利そうだなと思っている
  • どこかのタイミングでグレードアップしたものを買う機運はあるかもしれない

Microphone Arm

なぜ欲しかった?

  • マイク買ったのでマイクアームも欲しかった
  • マイクに付属でスタンドが付いてくるが、場所取るなーとかアームのほうがカッコいいなーとか考えた結果ついでに買っちゃえとなる

なぜこれ?

  • とりあえずデスクにマイクを設置できればよかったので安くてそれっぽいやつを選択

使ってみてどう?

  • 普通に良い。
  • アームとしては十分機能してて、マイクの向きもかなり柔軟に変えられるし、マイクを使わないときは机の端のほうに寄せられて便利
  • pop guard だけは固定の強度が微妙で使ってない。使う方が音質良くなるのかは未実験
  • 最初上記のAudio Technicaのマイクが設置できそうになくて焦ったが、口コミ調べたら普通に使っている人がおり、試しに力ずくではめたら入ったので一安心

USB C Hub

なぜ欲しかった?

  • 我がPC、Webカメラ、キーボード、ディスプレイ、マイク...と繋ぐものが増えていった結果、圧倒的に端子が足りない、特にType C。
  • 仕事中とプライベートでPCをスムーズに切り替えられるようにしたい

なんでこれ?

  • HubやDocking Stationを調べても、なかなかType Cの数に満足できない or 良いお値段をするものが多い中、このHubはちょうど良い値段とスペックだった
  • 最近Connecter系を調べるとUGREENの名前をちらほら見かけるので気になってたのもある

使ってみてどう?

  • 繋げたいもの全部繋げられたので大変満足してる。買ってよかった。
  • 強いていうならケーブル部分がもう少し長いと取り回ししやすいがそこまで気にはならない

USB C to A Converter

なぜ欲しかった?

  • 以前遊び用に買ったmini PCとHHKBを有線で繋ぎたかった

なんでこれ?

  • キーボードとPCを接続して使えればよかったのでC to Aでデータ転送対応できればよく、Amazonで検索して安くて普通に使えそうなものにした

使ってみてどう?

  • 普通に問題なく使えたので満足

Running Gloves

なぜ欲しかった?

  • 走っているとき、ベビーカーを押しているとき、手が寒い
  • 100均の軍手で凌いでたがさすがにRunning Gloveくらい買うかと思い立つ

なんでこれ?

  • Smart Watchで時間を図りながら朝走ってるのでDisplay対応してると嬉しい
  • 一番使いたいのはランニング時なのでそこにフォーカスした商品が良い
  • 軍手よりあったかそうか
  • あとはAmazon上の見た目とか口コミの雰囲気で決定

使ってみてどう?

  • まあまあ
  • 軍手よりは明らかにあったかいが、気温が一桁になってくると寒い
  • 他の手袋と比較してないからわからないが、スポーツブランドやアウトドアブランドのちゃんとしたやつだともう少し暖かかったりするんだろうか
  • バイス操作は最低限できるのでそこは満足している

Projector

なぜ欲しかった?

  • 最近は作業時以外はあまりdisplayを見ない生活を好んでいたのが、子が来たことによってさらに加速して、リビングには何も情報を映すものがない状態にあった
  • とはいえ天気とか時間とかがぱっと見てわかると便利よねと夫との会合で発案され、比較的目が疲れにくいと予測されるprojectorを試験導入してみることに

なぜこれ?

  • 1万以下で買える(セール時価格)
  • 昼間でも12,000Lumenなら最低限の情報を視認できるのでは?と予測
  • 台形補正に対応
  • その他色々なプロジェクターとしての機能が基本的にありそう

使ってみてどう?

  • Windows搭載のmini PCを繋いでデスクトップに天気と時刻を表示させたところ、いい感じの見栄えをつくることはできた
  • しかし、我が家は大人はリビングで寝起きしているため、電源のオンオフが面倒だった
  • 天気やらを映してみたはいいものの、大して参照されてなかった
  • ちょっとこの方法じゃない説が濃厚なため、返品

カーテン

なぜ欲しかった?

  • 私の部屋の窓、カーテンがない。正確には子が来たことで子の寝室に奪われた
  • しばらくの間カーテンなしで大きめのダンボールでしのいでいた(ひもじい)
  • ダンボールでしのぎきれない陽光が季節の移り変わりとともに襲いかかり、耐えきれずカーテン購入を決意

なぜこれ?

  • 正直ダンボールに比べたらどんなカーテンでも優れるため、なんでもよかった
  • 強いて言うなら遮光を謳ってるやつ
  • 値段が安くてそれっぽいのを購入

使ってみてどう?

  • 陽の光がきちんと遮断されて顔にかからないことに感動
  • 惜しむべくは、110cmだとわずかに長さが足りなかったことだろうか
  • でも作業の邪魔になるような箇所には光は差し込まないので快適に過ごせている

まな板

なぜ欲しかった?

  • 包丁で大根を切っているときにざっくり指を切ったのがきっかけ
  • 食洗機のスペースをあまり使わないという理由でTENTのまな板になるお皿の小さいサイズのものを使っていたが、さすがに大根はオーバーキルだったと反省
  • これを機にYoutubeで見かけて気になっていた、かまぼこ型タイプのまな板を試してみたいと思い購入を決意

なぜこれ?

  • 食洗機対応
  • サイズ的にも形状的にも食洗機の中に入れやすそう
  • あとは価格がお安くてそれなりに評価が安定してそうだったので適当にピックした

使ってみてどう?

  • 良い。大きい野菜が切りやすい
  • やっぱりまな板として作られてるまな板って安定感あるんだなと思いました(TENTのはそれはそれで便利だけど)
  • 通常のまな板よりは食洗機内スペースを取らないが、もう少しだけ小さいとさらに良かったかな

おわりに

前から欲しいなーと思いつつ我慢していたものを、Black Friday Saleを機にいっぱい買っちゃいました。

自分へのちょっと早いクリスマスプレゼントということにします。

しかしまあ、現在育休中で8ヶ月ほどになる子がいるのですが、子に対してはなんにも買わずに終わりましたね。

最近は育児も安定してきてて、直近必要なものも思いつかずでして。次の山は保育園通い始めかなーと思われます。

また、服とかおもちゃとかは(自分が)興味ないので、まあ、仕方ないですね。

以上、2023 Amazon Brack Fricayで買ったのものたちでした。