2024年4月 仕事復帰、保育園入園、そして退園へ

今月いろいろなことが起こりすぎて4月1日が遠い昔のように感じます。。。そんな今月もしっかり振り返りをして締めようと思います。

Webで簡単なリズムゲームをつくりはじめた

こんなコンセプトのゲームをつくりたい!というアイデアが舞い降り、それにはリズムゲームが合っていそうだなと感じたので、リズムゲーム開発をはじめました。リズムゲームを作ったことはなく、初めての試みです。

手探りでPhaser x Web Audio APIで音を鳴らすところからまずは開始。もちろんどちらも触るのは初めてでした。

最初はMIDIデータを使って音ベースでノーツを生成しようとMidiPlayerJSというライブラリを使って試行錯誤して実装してみたんですが、いざプロトタイプを遊んでみたら、これでゲーム性担保するには調整が大変そうと気付きました。

どうしたものかと模索しているうちに、いくつか可能性が浮かびました。

  • リズムゲーム特化の曲を探すもしくは作る
  • 曲の中でちょうど良い塩梅の音だけをMIDIデータとして抽出し、それを下にノーツ生成
  • ビートベースのノーツ生成に舵を切る

作曲等をしたことなく、音楽にそこまで詳しくない自分が試すには3つ目が良さそうと思い、ビートベースでノーツを生成する方針に舵を切りました。そしてなんとか動きを実装するまで漕ぎ着けました。

後に紹介するMelatoninというリズムゲームがビートをベースにしていたのが一番の決め手となりました。

ちなみに、リズムゲーム実装の考え方としてはこの動画が大変参考になりました。

仕事復帰した

仕事復帰したいと言い始めて早数ヶ月、やっと復帰しました。フルタイムでの復帰です。基本リモートだからこそ為せる技なので、本当にそういう会社でよかったです。

元々そんなに心配してはなかったのですが、想像以上にスムーズに復帰して仕事を進められています。最初の1,2週間はハイ状態でちょっと寝付きが悪かったりはありましたが、まあその程度です。

なんなら超主観ですが、産育休入る前より良い感じに仕事が進められているように感じています。少なくとも仕事をしている上での精神状態がすごく良いのは確実です。

要因としては、自分が産育休中にアップデートした方法論が効いていることがまず考えられますが、それだけでなく、会社環境も同時により良く変化していっているのもありそうだなーと思っています。

子が保育園に入園した

ついに子が保育園に入園しました。子は特に親を恋しがることなく保育園で楽しそうに遊んでいる様が日々連絡帳アプリから届き、ならし保育も順調そうな様子でした。今までと違い、子を起点として社会と強制的に接点が生まれる感じがして、ついに本格的に子育てがスタートしたなとしみじみしました。

と、そんなことを思っていた時期が私にもありました(フラグ...)

アデノウイルスで一家総やられ

4月の半分はこれでやられていました。おそらく保育園で子がもらってきました。

夫、自分、子とそれぞれ順番または同時に発熱し、熱がなかなか下がらなかったり下がっても不調はずっと続いていたりと散々でした。(現時点でも自分は喉の痛みが完治していません...。)

子は特に予後が悪く、川崎病というものに発展する恐れがあるとのことで、何度も通院する必要がありました。会社が制度として看病時に気軽に休暇を取れる制度を用意してくれていたのが本当に助かりました。

保育園をやめた

※ 前述の入園した子と同一人物の話です。

保育園に入れてみて、もちろんありがたい面もありつつ、色々なデメリットもあることが分かってきました。

まずは病気です。結局病気になって預けられないことだけでなく、保育園が病気大流行によって休園となるリスクもあります。

また、保育園運用に時間及びマインドシェアが意外と取られるのもありました。特に夫が諸々のコミュニケーションでかなり疲弊してしまっていました。

そして単純に金銭コストもかかります。普段あまりお金を消費しないので、家賃以外で毎月数万のサブスクってかなり多額に感じます。もちろんサービス内容を考えたらむしろ破格なまであるのですが。

極めつけは、アデノの猛威で子が4月後半はほとんど保育園お休みとなり、一体何にお金を払っているんだっけ...。となったのが大きいです。夫婦基本リモートワークの状態だとそこまで支障がないことに気がついてしまったというのもあります。

結果、将来的にどうなるかはわかりませんが、まあ一回保育園なしをトライしてみてもいいんじゃないかとの意思決定に至りました。

あまり周囲でも聞かないような、かなりドラスティックな意思決定でしたが、家族会議を経て意思決定から実行までサクッと進んだのは我が家の好きなところだなーと思います。

よかったコンテンツ

WORK DESIGN(ワークデザイン) 行動経済学ジェンダー格差を克服する

www.nttpub.co.jp

認知科学行動経済学の本を最近読んでいて、そのうちの一つに参考文献として推さされていたので読んでみました。洋書らしくやや冗長なのが玉にキズではありましたが、内容は興味深かったです。

ジェンダー、特に女性格差に特化した内容ではありましたが、バイアスそのものに対して示唆的な内容が多かったです。

例えば、「バイアスを是正するのに研修を実施するだけだと、むしろバイアス行動を強めやすい」などは大変興味深く、昨今のトレンドでダイバーシティ研修を実施する企業は多そうですが、果たしてこの研究について考慮した上で研修設計しているのだろうか、などと想いを馳せたりしました。

また、意見を積極的に主張する女性に対しては男女共に「仕事はできても一緒に働きたくない」という印象を持つ傾向にある(そして男性の場合はマイナス評価にならないらしい)みたいな研究を見たりして、会社という制度というものが定型発達健常男性に特化して設計されているので、根本から女性進出には向いてないのでは?と感じたりもしました。

しかし北欧のような、より社会的にバイアスが是正されている社会だとまた違った結果になるのかもしれないとし、人間社会とは社会によってバイアスが変わるから興味深いよなー、などと様々なことを読みながら考えが浮かぶ、脳に良い刺激をくれる良き本でありました。

正直不動産

bigcomicbros.net

情報の非対称性があり、かつ購入頻度の高くない商材の闇を垣間見ることができます。不動産に限らず、同様の商材は似たような構造に陥りそうだなーと思いながら読みました。

どこかのシーンで主人公が「そんなことも自分で調べずに全て不動産屋に任せきりな状態なのだから、騙される方が悪い」みたいなことを言っていましたが、一理あるなと思うなどしました。

自分は家を買うことは当分なさそうですが、賃貸契約のときは不動産契約周りなどもう少し勉強してから臨みたい欲が高まりました。

星屑の王子様

urasunday.com ホストやキャバ嬢を舞台にしたストーリーってシリアスになりがちな気がするのですが、この漫画はコメディチックなのが結構好きでした

Melatonin

store-jp.nintendo.com

リズムゲーム開発の参考にいくつか遊んだ中で一番好みでした。よくあるようなノーツ表示がなく、ゲームデザインの力でボタンの入力タイミングをユーザーに提示しているのが新鮮でよかったです。デザインもかわいくて好みでした。

Goならわかるシステムプログラミング

カーネルについてもう少し理解を深めたいと思っていたので読んでみました。内容的には現状の自分の状態にはあまり合っていないと感じたので流し読みしましたが、それでもいくつか興味深い箇所があったのでPickしました。

特にGOの並行処理についての説明が面白く、OSがプロセスをタイムスライスに基づいてコンテキストスイッチする場合にレジスタの状態を退避・復元するのに時間がかかってしまうところを、GO側がレジスタの退避が最小限で済む位置にスイッチするタイミングを設定することで高速化できている、みたいな話しが興味深くてへーとなりました(この自分の理解が本当に合っているかは自信ないですが)。

また適切な時期に読み返すと面白そうなので、本棚で温めておこうと思います。